アメリカでは、この時期になると、小学校、中学校、高校、大学を問わず、いろいろな学校でホリデーパフォーマンスが行われます。小学校ではクラス単位で、中学、高校、大学では、クラスやクラブ単位での発表が多く、特に高校以上になると、アマチュアとは思えない感動するほどのパフォーマンスが見られる場合もあります。

現地サポートを行っている生徒さんたちの日ごろの努力を見学することができるため、現地サポートを行っているアメリカスタッフとしては、毎年楽しみにしている行事の一つでもあります。

日本と大きく違うなと思うのは、中学生以上になるとこういったパフォーマンスは有料のチケットを購入するということです。もちろんプロではないので、これが誰かの利益になるというわけではなく、学校のファンドレイジングの一環として行われています。スポーツイベントもそうですが、アメリカではこういった学校行事も有料の場合が多いです。日本からくると、学校の行事を見学するのが有料というのは、ちょっとびっくりするかもしれませんが、こういった資金は、のちに生徒さんたちのクラスの材料費購入や、次のイベント資金に充てられますので、学校への寄付が多く集められ、合理的で良い制度だなと思います。

先日は、バンド、コーラス、ダンスクラスで行われるアメリカの高校の発表会に行ってきました。パフォーマンスのクラスに限らず、アメリカでは、レベルや学力によってクラスが分かれていることが多く、上級レベルの人たちは、オーナーズクラスというアドバンスレベルのクラスに入ります。オーナーズクラスに入れるかどうかというのは、トライアウトだったり、テストの結果、前年の授業の成績、先生の推薦などいろいろな側面が考慮されます。

見に行ったホリデーパフォーマンスもオーナークラスの発表が含まれていましたが、さすが！というパフォーマンスをいくつも見ることができました。パフォーマンス会場には、クリスマスクッキーや、ブラウニー、温かいココアなどが用意されていて、ホリデー気分も十分に味わうことができました。

普段は忙しい学生生活を送っていて、ラインや電話でのやり取りが多い生徒さんも、こういった機会があると、ゆっくり会えて、近況もよく聞くことができるので、これからもこういった年間行事は、ぜひ見に行かせていただきたいと思います。