短期留学
林 怜央さんReo Hayashi
私は夏休みを利用してアメリカのロサンゼルスに2週間留学しました。ここでは、私は留学で経験したことの一端を紹介できたらと思います。
今回の留学は海外の大学に行った先輩に多大な影響を受けて行きました。先輩たちはみんな英語でコミュニケーションが取れ、私の考えよりもさらに深い考え方をしていました。なので、2週間という短期間で英語を習得することよりも今回は海外の文化や英語を話す外国人とできるだけ多く触れ合って考えを深めることに重点を置こうと心に決めて行きました。
アメリカ留学生活は、初の方はまだ英語慣れしていなかったのでなにを話すか頭の中で英文を組み立てて話す、といったような感じでした。しかし、それをずっと続けているうちに、自分でもびっくりするぐらい自然と口から出ることが多くなってきました。そうやって自信が付き、留学が一層楽しくなりました。
そして留学が一層楽しくなったのにはもう一つ理由がありました。それは、友達の存在です。私は自分で立てた目的に従ってたくさん話しかけに行きました。最年少だったので年上しかいなくて緊張はしましたが思い出に残る友人をたくさん作ることができました。やはり、英語をどれだけ学べるか、楽しめるかは自分の行動次第であることを痛感させられました。アメリカの文化といういわば非日常のものが、どんどんチャレンジさせてくれたのだと今では思っています。もちろん日本人の友達もできましたし彼らからは今後どのように人生を歩んでいくべきかなど年上ならではの部分を多く吸収できたと思います。
休日は、大学見学、カリフォルニアサイエンスセンターなどに行きました。これはどちらもともに私が希望したものでした。このE2スマイルというエージェントを選んだのも留学でしたいことを伝えて自分好みにカスタマイズできたからです。やはりコースで決められた留学だとすべて自分がしたいこととは限らないので、次からも自分で組み立てていく留学のスタイルで留学したいです。そして、外国に行っているのにおかしな話ではあるのですが、この留学で最もインスパイアされたのは大学見学で引率してくださった日本人のエージェントの方でした。日本人なのにすごいアメリカ的な考え方をしていて、大学生にも関わらず自分でビジネスを起こしたり、高校生の時から自分で稼いだお金で海外一人旅をしているなど目から鱗のお話、考え方でした。昔生徒会をやっていて何か物足りなさを感じていた点で私と同じだったことも感動した一因かもしれません。その時から私はそのようになれなくても近づく最大限の努力をしようと決めました。
このように私がこの留学を通して得たこと、それは「積極的に新しい文化、人と触れ合う」ということです。日本人は概してスピーキングができなかったり、留学先でも日本人で固まっていたりします。しかし、少し頑張って積極的になることで見ている世界が変わるような経験ができます。一期一会の出会いでも、たった4時間一緒にいただけでも考えが深まり、ステップアップすることができるのです。私はそれを体験しました。将来どうするかに関わらず、人生に有益なことだったと確信できます。この留学で得たことを基に今後さらにステップアップして人生設計の一助としたいです。