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留学体験談レポート

トビタテ!留学

新しい革命を生み出すには、世界に目を向け挑戦することだ!

佐藤 裕斗さんYuto Sato

映画「Steve Jobs」でカリスマ性や生き様に心酔、世界で最も熱いSilicon Valleyに触れるのがトビタテ留学に応募したきっかけです。

年齢
18age
渡航先
サンフランシスコ
学校名
Stanford University

1.留学をしようと思ったきっかけは何でしたか?
Silicon Valleyに留学しようと思った一番のきっかけはスティーブ・ジョブズの生涯を描いた映画「Steve Jobs」でした。テクノロジーで次々に世界に革命を起こしていくApple製品、またそれをリードするスティーブ・ジョブズのカリスマ性や生き様に心酔しました。Appleのほかに、検索エンジンのGoogleや自動運転のTeslaなどSilicon Valleyには各分野で世界をリードする企業が本拠を置いており、常に何か新たな革命が起きそうなイメージがありました。最初は世界で最も熱いSilicon Valleyで最先端の技術に触れたり、スタンフォード大学でのキャンパスライフを疑似体験したりしたいな~くらいの軽い気持ちでした。

2.留学前に不安に思ったことは何でしたか?
留学前はSilicon Valleyに対する大きな期待しかありませんでした。留学が近づくにつれて次第に気持ちが高揚していき、留学前は暇さえあればSilicon Valleyのガイドブックを読んでいました。

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3.留学してみてカルチャーショックを受けたことは何でしたか?
現地の人はいつシャワーを浴びたのか分からないほどシャワーの時間が短いです。アメリカではトイレとユニットバスが繋がっているため、5分以内にシャワーを終えなければ他の人に迷惑が掛かってしまうという焦りで満足に体を洗うことができませんでした。自分はゆっくりシャワーを浴びるのが好きなので、10分以内にシャワーを浴びなければいけないのは辛かったです。

4.プログラムに参加して、特によかった授業やアクティビティーについて教えてください。
普段は朝から晩までPCの前で作業する毎日で、プログラミング大好きの私でも嫌気がさすほどでした。なので、DELLの会社見学でエンジニアの方とディスカッションする機会などがあったのはすごくうれしかったです。スタンフォード大学などの米名門大学を卒業した若手エンジニアの方々のお話を聞くことで、下がりつつあったプログラミングに対するモチベーションを一気に回復させることができたのは大きかったです。

5.アメリカ滞在中で一番思い出に残るエピソードを教えてください。
キャンプが始まってから一週間ほどたったある日、みんなで各自が手掛けているプロジェクトの進捗を見せ合うことになりました。私は高専に通っていて高校1年生からプログラミングの講義を受けているので、プログラミングに対してはそれなりに自信がありました。しかし、私のプロジェクトを見た周りの人たちは「え…、一週間やってたったこれだけ?」という感じの反応で、ある人からは「これくらいなら中学の頃の自分でも1日あれば書けるよ」と言われ、完全に自信を喪失したと同時に自分の無力さを嫌というほど痛感しました。後から知ったのですが、アメリカの場合、中学生のころから選択授業としてJavaやPythonなどの授業を受けられるそうです。キャンプ参加者のほとんどがJava、Python、C#をある程度難なく書けるレベルだったので、今思えば私の実力が周りから見て劣っていたのは明らかでした。

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6.どんなところに滞在しましたか?よい点を教えてください。
私はスタンフォード大学の寮に滞在しました。キャンパス内がアートで溢れており、どこを歩いても本当に美しい場所でした。キャンパス内にはスターバックスやパンダエキスプレスなどのお店もあり、自由時間には友達2人以上同伴という条件付きで行くことが可能です(※単独行動は厳禁です)。寮から20分ほど歩けばスタンフォード・ショッピングモールという世界的に有名なストアが140店舗も入っている大きなセンター街もあります。

7.留学前に準備しておいたほうがよかったと思ったことは何ですか?
留学前は、GoogleやIntelなどの大企業で働いているエンジニアの方とSNS等で繋がっておくことをお勧めします。Silicon Valleyで働いているエンジニアさんはオフィスを見学したいという熱意を伝えれば、普段社員しか入れないような場所にゲストとして入れてくれることがあります。

8.アメリカに留学して一番苦労したことは何ですか?
現地の人は外国人もみんな英語が話せて当たり前という認識があるので、たどたどしい英語ばかり話す私は、はじめのころ誰にも相手にされませんでした。日本人ということでアニメの話などで何度か話しかけられることはありましたが、私は英語の発音が悪い上に何度も聞き返すので相手が離れていくということが度々ありました。しかし、私はあきらめずにどんどん積極的に周りの人に話しかけていき、英語力は低かったものの次第にみんなの輪の中に入っていけるようになりました。はじめは周りから煙たがられていた私ですが、1週間後には周りの友達も必死に私の言いたいことを理解しようとしてくれるようになり、毎日のようにブックストアやスターバックスに誘われるようになりました。また2週目に差し掛かるころには、授業で分からなかったことを友達と寮でディスカッションしたり、ファイナルプロジェクトの構成についてお互いアドバイスしあったりとほとんど滞りなくコミュニケーションが取れるレベルまでに成長しました。
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9.アメリカ留学の経験を今後どのように生かしていきたいと思いますか?
今回のキャンプで修得したC++やAIの知識は私の生活に非常に役立つものだと考えています。この技術を用いて、他の人の役に立ったり、生活に役立つ実装をしたりしたいと考えています。その第一歩として、地元で開かれている無料のプログラミング教室にメンターとして参加し、今回の留学で修得した技術を地元の中高生にも伝授していきたいと考えています。
Silicon Valleyで自動運転車などのいままで見たことのない最先端の技術に触れたり、世界中から集まった優秀な学生たちとプロジェクト製作を通してお互い切磋琢磨しあったりしたことで、日本に留まっていたくないという思いが日に日に強くなっています。日本ではだけではなくもっと広く世界に目を向け、自ら今よりも厳しい環境に飛び込んでいく必要があると感じています。今回の留学から、私は居心地の良い日本を離れて、将来はアメリカというフィールドで戦っていくことを決意しました。
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