トビタテ!留学
宮田 佳奈さんKana Miyata
今回、私はアメリカ合衆国のサンファンカピストラーノという都市に二週間留学しました。
留学先機関はASTRO CAMPというアメリカの宇宙関係のサマーキャンプを毎年行っている組織です。
留学機関名からもわかる通り、私は今回の留学を通じて宇宙開発の本場であるアメリカでロケット学や天文学を学びました。具体的に言うと、実際にロケットを自分の手で作り上げ、打ち上げ・回収まで体験したり、満天の星空の下で星座を習ったりなど、たくさんのアメリカでしかできない貴重な体験をさせてもらいました。私は留学前の目標として、アメリカで宇宙をもっと好きになることはもちろん、アメリカと日本の環境の違いや宇宙に関する専門的な知識を学ぶことを目標としていました。
留学中、実際にロケットを作って打上げをしたり、食べ物を使っての天文学の授業を受けることで宇宙への関心は凄く高まりました。しかし、留学前に自分が思っていたよりも宇宙関連の授業が少なかったような気がします。アメリカで学んだことは、まず、学習に対する姿勢の大切さです。日本の「こなせれば良い」みたいな姿勢に対して、アメリカは授業を聞いている時にボーっとしている瞬間が無く、凄く積極的だと感じました。この積極性は日本にも必要な態度だと思っています。もちろん、宇宙留学を通して1番学んだことはアメリカの規模の大きさです。人間性もそうですが、ロケット作りから回収までできるのはアメリカだからこそだと感じました。
今回の留学を通して、私は新しい将来の夢を見つけました。留学前は国内の大学・大学院に進んで、宇宙の研究者になろうと考えていました。しかし今回のアメリカ留学でたくさんのことを学び、いま、私はアメリカで宇宙の研究をしたいと考えています。日本とアメリカではやはり宇宙開発にかける規模が違うと痛感したからです。アメリカの研究施設で太陽系惑星についての調査をしたいです。