短期留学語学留学
前田 昂志さんTakashi Maeda
私が留学をしようと思ったきっかけは、理学療法士として臨床現場で働いている中で、将来的に海外での仕事(世界大会やチーム専属トレーナー等)に挑戦したいと強く思ったことがきっかけです。その夢の実現の一歩として、アメリカ留学を決意しました。
留学準備をしている最中に、新型コロナウイルスが広がり、行く予定にしていたプログラムがオンラインになったり、キャンセルになったりし、日々状況が多く変わっていきました。一時は留学をあきらめなくてはならないかと思いましたが、休職中の今年しか留学に行くチャンスがないと思い、あきらめるずにコロナ禍で留学できる方法を探していきました。
その中で、ハイブリッド方式と呼ばれる半日対面授業、半日オンライン授業を実施している語学学校があり、こちらに入学を決めました。
渡米前は。公共交通機関等の使用がうまくできるか、またコロナ禍での留学であったため、アメリカの医療制度が実際どのようになっているのか等が不安でした。到着当日に、E2スマイルのスタッフの方が空港に迎えに来てくれて、ホームステイに到着した後、学校へのバスで通う道を教えていただき、バス停の位置を一緒に確認しました。初日から、迷うことなく通学することができました。
実際に留学してみて、時間の概念の捉え方が日本と大きく違う印象を受けました。地域差はありますが、時間通りにバスが来ない事も多々あり、余裕を持って行動する事が大切だと改めて感じました。また、予定したとおりに物事が進まなくても、イライラせず、ひとつづつこなしていくことが大切だと思いました。
留学中は、午前中は語学学校の授業を対面で受け、昼休み中にホームステイ先に戻り、午後から2コマ程度オンライン授業を受けるというスケジュールで過ごしていました。土曜、日曜日は休日のため、コロナ禍でしたが可能な範囲で観光や買物等を楽しみました。
アメリカ滞在中は、バスと地下鉄を利用して、サンタモニカ、ベニスビーチに行き海辺を散歩、ランニングする事が出来た事が楽しい思い出として残っています。映画で見た景色を間近で見る事ができ、とても感動しました。またいつか必ず行きたいと思います。
滞在先はホームステイで、ご夫婦、そして大学生くらいのホストブラザーがいるホームステイ先に滞在しました。ダウンタウンロサンゼルスから1時間弱程度離れた住宅街に住みましたが、治安が良く安心して通学する事が出来ました。自宅からバス乗り場が近いため非常に便利でした。
これから留学を目指す方へのアドバイスとしては、留学期間にもよると思いますが、国際免許を取得して渡米した方が観光する際の選択肢が広がると感じました。また語学面では、語彙力不足を改めて痛感しました。日常会話で必要となる句動詞や最新の話題に関する内容の単語を可能な範囲で暗記して行けば良かったなと感じました。
楽しい思い出ができた一方でアメリカ留学中に大変だと感じたことは、コロナ禍の留学で、ホストファミリーがコロナウイルス感染症に罹患する等、想定外のイベントを多く経験したことです。病院の診察を受けた事や薬局で薬を買う等、日本語では支障なく出来る事も、他言語では非常に難しい事だと痛感しました。多くのケースを想定し、渡米前に可能な範囲での準備をしていく必要があるなと感じました。
海外で仕事をするには課題が山積していますが、異文化、他言語で自分の意見を伝える事の大切さを再認できた事は非常に大きな経験となりました。今回の留学が、語学学習の基礎を固める大きなきっかけとなりました。帰国後は医療用語や経済、政治に関する内容等、より幅を広げて知識を深めて行き、将来の選択肢を増やせるよう邁進していきます。