お知らせお知らせ

2021年09月15日 |Category:お知らせ

アメリカ高校留学 現地高校生の生活シリーズ1 – ホームカミング

アメリカの高校や大学では、入学してすぐにある大きなイベントとしてホームカミングと呼ばれるものがあります。学校をあげての大きなイベントで、1週間ほど、いろいろなイベントが行われています。

 

ホームカミングとは、卒業生を学校に招待し、在学生と一緒に様々なイベントが開催されるアメリカの高校や大学での秋の一大イベントとなっています。イベントには、バンドやコーラスによるパレードや、立食パーティー、スポーツチームによるスポーツ大会(特にアメリカンフットボールの試合)と、ダンスパーティー、そして、ホームカミングキング、クィーンの選出するホームカミングコートなどが有名です。

 

ホームカミングの始まりは、19世紀にさかのぼり、テキサスや、イリノイ、ミズーリ州の大学が発祥と言われています。アメリカで、新学期が始まって1,2か月後の9月下旬から10月中旬に行われるのが一般的です。イベントは学校によって様々なものが行われていて、その一部をご紹介します。

 

ドレスアップデー

1週間毎日いろいろなテーマが決められていて、仮想をして学校に登校します。テーマはいろいろですが、中世期時代だったり、、カーボーイ、パイレーツ、パジャマ、ミスマッチ、映画のキャラクターなどといったテーマが決められていて、その恰好をして生徒や先生が登校します。毎年、びっくりするぐらい気合を入れてテーマに沿った格好してくる人もいれば、普段通りの格好をして登校する人もいて、いかにも自由なアメリカの校風だなぁと実感します。

 

アメリカンフットボールの試合

多くのイベントが企画されている中での、最大のイベントは、アメリカンフットボールゲームとダンスパーティーです。アメリカンフットボールは秋がメインのシーズンとなっていて、試合は、その学校で開催するホームゲームで行われます。

 

ゲームに先立って、壮行会が学校で行われ、チアーリーダーによるパフォーマンスや、選手紹介などがあります。試合開催の前や、ハーフタイムには、チアーリーダーによる華やかなダンスパフォーマンスやアクロバティックなパフォーマンスが行われたり、学校のマスコットによるパフォーマンス(生徒が着ぐるみの中に入ります。)が行われ、多くの在校生が選手たちの応援に行きます。

 

高校でも、ホームカミングの試合は有料でチケットを売っているところが多く、チームの資金集め(ファンドレイジング)としても大きな役割をなしています。ホームカミングゲームでは、おそらく勝てるであろう相手チーム(ディビジョンが一つ下の学校など)が選ばれることが多いのです。ホームカミングのゲームで負けたら盛り下がるからでしょうね。

 

テールゲートパーティー

アメリカンフットボールの試合が始まる前に、駐車場に車を止め、トランクを開けてBBQなどをするテールゲートパーティーもアメリカのスポーツイベントには欠かせない一つです。ピックアップトラックにBBQピット、テント、椅子、テーブルなどの一式を持ってくるベテランテールゲートパーティーの方々多くいます。典型的なテールゲートパーティーといえば、ホットドックやハンバーガーをグリルで焼いている人が多いですが、かき氷の機械を設置していたり、ダーツなどのゲームが用意されていたりして、いろいろな楽しみ方を見ることができます。

 

ホームカミングコート

続いて、学校での人気者を投票してホームカミングキング、クイーンを決めるホームカミングコートと呼ばれるものがあります。ホームカミングキング、クイーンは、シニア(高校の最終学年)が選ばれ、各学年ごとのホームカミングプリンス、ホームカミングプリンセスが選ばれます。冠を次の代に授与するセレモニーが行われ、前年のホームカミングキングとクィーンが母校に招待されて行われます。

 

ダンスパーティー

スポーツに興味がなくても、多くの在校生が楽しみにしてるイベント、そしてアメリカンフットボールの試合と並ぶホームカミングのイベントの一つとして、ダンスパーティーがあります。

 

ダンスパーティーは、フォーマルで行われる学校がほとんどで、高校生でもドレスコードが決まっています。男子学生は、スーツにタイ着用だったり、女子学生はドレスを着て出席する場合が多いです。春の卒業シーズンに行われるプロムと呼ばれるダンスパーティーとこのホームカミングのダンスパーティーはアメリカの高校では二大イベントです。女子学生の間ではダンスパーティーに何を着ていくかがその週の一番の話題となり、このダンスパーティーも有料のチケットを販売して行う学校がほとんどです。

 

開催は暗くなる7時くらいから10時くらいまで。学校内、学校外で行うなど開催スタイルは学校それぞれですが、多くのアメリカの高校が学校の体育館をデコレーションして行っています。プロのDJが招待され、照明も設置され中は本格的なクラブのような雰囲気。もちろん未成年の参加だし、学校での開催ですので、アルコールの提供はありません。

 

安全面にも細心の注意がされていて、ドラッグなどの持ち込みがないように、荷物検査はバックの中、化粧ポーチの中、口紅の中まで入念に行われます。カップルで参加する人もいれば、友達同士で参加する人などそれぞれですが、とにかくアメリカ人の学生はダンスが好き。フォーマルなスーツやダンスを着ながらも汗びっしょりになって踊り続ける姿は本当にびっくりします。

 

アメリカ留学に来てダンスパーティーなんて初めて!何を着て行っていいかわからないし、ダンスもできないという留学生の方々も多くいると思いますが、とにかくこのアメリカの高校独特のホームカミングのイベントをぜひ経験してみてください。どんなにアメリカの学生が愛校心を持っていて、心からこのイベントを楽しんでいるかを実体験するだけで参加した価値が大いにありますよ!

 

 

Top