お知らせお知らせ

2021年01月25日 |Category:お知らせ

コロナ禍での留学事情 - 各学校のコロナ対策

アメリカでは、2020年3月の緊急事態宣言を受け、公立学校を含め各学校が一時閉鎖となる事態となりました。

この学校閉鎖により、日本人留学生も多大な影響を受け、緊急帰国を決めた方、そのままアメリカに滞在した方、渡米を決意した方など様々です。 オンライン形式で授業が進む中、7月にはトランプ前大統領がオンライン授業に参加する留学生の学生ビザを無効とする発表をしたため、一時は大混乱となりました。一流大学をはじめとした各学校からの抗議を受け、すぐに撤回、その後は、オンライン形式の授業に参加する留学生のアメリカ滞在が認められています。

日本にいても、アメリカにいても新型ウイルスコロナにより大混乱となった2020年、長引くコロナ感染者の増加により、コロナ対策を行いながら環境を整える工夫をしながら各学校にて、2021年も教育が続けられています。

この状況になり1年が経過しようとし、ワクチンの普及が期待されるところですが、どうしても2021年しか渡米ができないという事情を抱える留学生も多くいる中、実際の現場ではどのような対策が行われているのか、南カリフォルニア州にある各学校に回答いただきました。カリフォルニア州オレンジカウンティーと、ロサンゼルスカウンティーにある学校にインタービューをしました。

AOI College of Language  www.aoicollege.edu/

1995年に設立されたアーバインにある老舗の英語学校です。世界約25か国から留学生が遊びに来る学校で、初心者から上級者まで、どのレベルでも入学することができ、
英語教授法の資格を持つネイティブ講師が熱心に楽しく英語レッスンを行っています。
全校生徒のうち、日本人留学生は二割程度の、国際色豊かな学校。日本人スタッフが在中しており、日本人生徒へも安心のサポート。教育系ボランティアや企業でのインターンシッププログラムも提供しています。

現在の授業スタイル
オンライン

行われたコロナ対策
オンラインへの授業移行、スタッフのリモート勤務、校内の消毒。

コロナ対策で一番苦労した事
オンラインに切り替えになる際は、講師、生徒ともにオンライン形式の授業になれる必要がありました。

コロナ対策をして今までより改善された点
感染予防をしたうえで、いる場所関係なく、授業を提供できるようになったこと。

今後の予定
対面授業の再開に向けて、教室や設備等の準備を進めております。2021年春から夏までの間を目処に、徐々に対面式授業にシフト予定です。

学校からのメッセージ
現在、コロナウイルスの影響で、留学ができなくなってしまった生徒さんがたくさんいると思いますが、スタッフ一同、皆さんにお会いできる日を心待ちにしております。
AOI Class activity

LASC American Language & Culture www.lascjp.com

カリフォルニアのロサンゼルス、OC、ローランドハイツ校に3校構える創立35年以上の歴史ある語学学校です。日本人スタッフはアーバイン校に駐在しており、日本語サポートも可能です。また、地元の多数大学と提携をしていて、この学校でクラスを祖都合した場合、TOEFL免除で提携の大学へ進学可能です。

現在の授業スタイル
オンライン。朝、午後、夜と選択可能。一クラス最高15人の少人数制。また
毎週週に一度担任講師と無料でZoom相談できるオフィスアワーが設定されています。

行われたコロナ対策
オフィス、学校共に2020年3月から一度も開校していません。学校には現在、体温測定器、消毒(各机)、ガラスボード、マスク、手袋 等ご用意しています。

コロナ対策で一番苦労した事
対面授業と変わらない質のレッスンをZoomで生徒様に提供する点

コロナ対策をして今までより改善された点
運転免許のない方や遠くの土地に住んでいらっしゃる生徒様も気軽に受講できるようになったこと。LASC Online

今後の予定
2021年4月を目途に開校予定

学校からのメッセージ
LASC では毎週月曜日ご入学可能です。4月からの新入生の方のお申込もすでにいただいております。学生ビザ申請に必要な入学許可書I-20も発行可能ですので、いつでもご相談下さい。

Mentor Language School www.mliesl.edu

2001年にビバリーヒルズで設立された語学学校で、ウエストウッドへ移転後、ハリウッドキャンパスも設立されました。生徒第一をモットーとしていて。ウエストウッド校は、UCLAのすぐ近くの学生街に位置しています。レストランやショップが多く、ビバリーヒルズやサンタモニカなどへはバスで5分から15分ほどに位置しているため、学習・観光、どちらも大事な方にお勧めのキャンパスです。ハリウッド校はエンターテイメントの中心であるハリウッドということもあり、英語だけではなく、ダンス / 映画/ 音楽等 エンターテイメントも学ぶ方が多数在学しています。アメリカ留学では大学などの進学後にお金がかかるということから、生徒の負担を減らす企業理念のもとリーズナブルな学費を実現。各キャンパス共に抜群のロケーションに位置しており、大学へ進学のためのテスト準備プログラム、午前、午後、夜の3つの時間帯からクラスを選べたりなど、様々なニーズに適応するプログラムを提供しています。

現在の授業スタイル

各キャンパスにて対面授業とオンラインプログラム。対面授業では、生徒たちがソーシャルディスタンスを維持するために、間隔をあけ、フロントデスクにはシールドを設。

オンラインでは、Zoomにてデジタルテキストブックなどの使用。TOEFLプログラムではオンラインAI TOEFL TestというAI採点による模擬テストなど、最新のテクノロジーを利用して対面授業とは一味違う新しいスタイルのクラスを開講中。

学生ビザの規定上、新規留学生は対面プログラムのみ受講可能。またオンラインプログラムは自国からの受講も可能。

行われたコロナ対策

1.全クラスをオンライン化
2.対面再開に向けての対策
生徒たちが安心してクラスを受けられるよう、教室内のデスクの距離をとる、各所に消毒液を配置、定期的な消毒作業、フロントデスク/講師のデスクにプラスチックシールドを設置など可能な限りの対策を行いました。 また現在は上記に加え、キャンパスではマスクの常時着用、体温チェックを実施中。
3.生徒への定期的なアンケート
オンラインクラスのクオリティについてなど、生徒の声も取り入れ、オンラインプログラムの改善に役立てています。

コロナ対策で一番苦労した事

通常対面で行っている授業を、オンラインでいかに満足度を下げることなく提供することが最も苦労しました。特にESLプログラムでは、生徒同士のコミュニケーションなどブレイクアウトルームなどを駆使して対面クラスに近い環境を実現しました。また生徒が安全に対面授業を再開できるかという点でも苦労しました。ロサンゼルスで対面授業をどこよりも早く開講するためオンライン後、リカバリープランを策定し、政府の制限解除後、各規定に沿って、安全に受講できる対面授業を実現しました。

コロナ対策をして今までより改善された点

多くのデジタルコンテンツが導入された点が最も大きな改善点です。またキャンパスがより多くの頻度で消毒されていることから、以前より清潔になったのはもちろんのこと、コロナの影響により多くの生徒が帰国したため、少人数制となり、生徒ひとりひとりによりサポートできるようになりました。

今後の予定

今後の大きな計画といたしまして、アメリカでの新型コロナウィルスに対するワクチン接種が既に始まっていることから、今年の春から夏頃にはニューノーマルな生活がロサンゼルスでも始まると見通しております。それに合わせ、4月より順次オンラインクラスを対面授業授業に戻し、アクティビティの再開、学生寮の増室を計画しています。

学校からのメッセージ

MLIではこのような状況でも沢山の問い合わせを頂いており、また新型コロナウィルスによって留学生の就学・夢を止める事がないようできる限りの対策を行い運営を行ってまいります。今後は、ニューノーマルが始まる中で、より満足いただけるプログラム、進学プログラムやアクティビティを提供してまいります。皆様のお越しをお待ちしております!

MLI taimen

FLS INTERNATIONAL fls.net/ja

 

FLS InternationalはCEA 公認の質の高い英語教育を行っている私立語学学校としてアメリカでも老舗語学学校として知られています。 5キャンパスのうち、 4 キャンパスは大学に位置しており、大学生と同様に施設利用、クラブ活動にも参加できたりと、アメリカならではの大学ライフを経験することができます。また、世界各国から留学生を受け入れており、日本人率は 15 %またはそれ以下で英語をしっかり勉強したい方に適切な環境が整っています。

現在の授業スタイル
現在はカリフォルニアのシトラスカレッジ校、ボストンのボストンコモンズ校がオンラインと対面を併用するハイブリッド型で再開しています。FLSのホスト大学となるシトラスカレッジ自体は現在も閉鎖中のため、シトラスカレッジ近郊にある小中学校の校舎を一部借り、午前中に対面授業、午後にはオンライン授業を行っています。シトラスカレッジ校よりも規模の大きいボストン校では週に2回対面授業、そして3回オンライン授業を行っています。学生、スタッフを2つのグループに分けることで一度に学校に集まる人数を減らし、感染リスクを抑える対策を取っています。(例:月曜火曜にGroup 1が対面授業、そして水曜木曜にGroup 2が対面授業)

行ったコロナ対策
閉鎖後には、既存の生徒の学びを止めないためにも、急ピッチでオンラインプログラムをスタートしました。 現地スタッフ、講師も生徒の学びを止めないために、慣れない環境で大活躍してくれました。オンラインプログラムが始まってからも常に試行錯誤の繰り返しで少しでもプログラムを良いものにするために、より対面授業に近いものにするためにも今も改良が続けられています。

コロナ対策で一番苦労した事
生徒、スタッフの安全を確保しながら対面プログラムを運営していくという面でかなり精神をすり減らしました。 ただ、そのためにも衛生面の徹底というところでSocial Distanceの確保、入校時の体温の確認、新しい高性能フィルターの設置を行ってきました。

コロナ対策をして今までより改善された点
現在ではオンラインを通して、世界中から生徒が集まってきています。オンラインプログラムに参加することで、現地での滞在費、生活費を支払う必要がないため、より安価でAll Englishの授業に参加することが可能となりました。また、FLSは多くのカレッジと提携を持っているので、一定のFLSレベルに到達すればTOEFL等なしで進学することが可能です。つまり、英語研修部分をオンラインで済ませ、その期間に得た英語力を使い、アメリカのカレッジに直接進学することも可能となります。これはコロナが終息した後にも、英語研修の費用を抑えたい方には非常にお勧めなプログラムとして残ると思います。

今後の予定
世界中でワクチンの接種が広まっていき、コロナは終息へと向かうと思っています。実際にアメリカでは2021年2月現在でワクチン接種が進んでいます。また、FLSでは現段階でI-20の発行も勿論行っているため、生徒様の数は着実に増えて来ています。今年の夏のジュニアキャンプも現段階では催行予定となっております。

FSL

各学校ともにいろいな苦労がありましたが、改善されたことも多く、これからにも生かせそうですね。アメリカ留学という夢をあたためている皆さんも、あきらめずに着実に留学の夢をかなえていきましょう!

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